日本グレゴリオ聖歌学会について

 日本グレゴリオ聖歌学会

Sezione Giapponese del' AISCGre Asociazione Internazionale Studi di Canot Gregoriano


日本グレゴリオ聖歌学会は、グレゴリオ聖歌の研究に従事 する者相互の連絡を保ち、国際グレゴリオ聖歌学会(AISCGre-Associazione Internazionale Studi di Canto Gregoriano)との緊密な連携のうちに,アジアにおけるグレゴリオ聖歌 の発展に資することを目的として1980年に発足いたしました。
ベネディクト会士ウージェ ーヌ・カルディ ーヌ(Eugene Cardine, 1905- 1988) によって創始されたセミオロジーに基づく学術研究の 継続と促進をはかっています。
1984年に和名を「日本グレゴリオ聖歌学会」と改称し、現在に至っています。
本会の活動の主な柱は、隔年で開催される全国大会、同大会のなかで行われるグレゴリアン・フェスティバル、および学術誌『グレゴリオ聖歌研究』(ボレッティ ーノ) の刊行です。
そのほか,各会員がそれぞれ教会や合唱団などで演奏実践と研究を深めています。



国際グレゴリオ聖歌 学会の支部として
国 際 グ レ ゴ リ オ 聖 歌 学 会 (A i S C Gr e - A s s o c i a z i o n e I n t e m a z i o n a l e Studidi CantoGregoriano)は1975年にローマで設立されました。 ウージェーヌ・カルディーヌが創始したグレゴリオ聖歌セミオロジ ー ( 古 楽 譜 記 号 解 読 解 釈 学 ) を 、研 究 ・教 育 ・実 践 を 通 し て 継
承することを目的としています。この活動は特に次の手段に よって実施 されています。

1. グ レ ゴ リ オ 聖 歌 研 究 ,特 に グ レ ゴ リ オ 聖 歌 セ ミ オ ロ ジ ー の分野における学的研究の遂行
2. グレゴリオ聖歌に関するあらゆるテーマおよび領域を対 象とする講演,研修コ ース,会議,学術大会の実施
3. 教会音楽家養成課程における教授活動
4. グレゴリオ聖歌に関する資料,研究成果,情報の公刊
5. 演奏会などでのグレゴリオ聖歌の演奏 
現在、26か国からのおよそ500 名の会員を数えます。通常の活動は地理的もしくは言語的に分けられた5 つの支部(イタリア、スペイン 、ドイツ語圏、ポーランド、日本 )が担っています。 
これらの支部は互いに連携を保 っていますが、とりわけほぼ4年ごとに 開催される国際大会で一堂に会し、交流を図っています。
日本グレゴリオ聖歌学会は国際グレゴリオ聖歌学会の日本支部として、隔年で全国大会を開催しています。内外の研究者の招聘・講演・研究報告のほか、合唱団・聖歌隊によるグレゴリアン・フェスティバル、グレゴリオ聖歌による歌ミサなどを行います。国際グレゴリオ聖歌学会の規定により、学会費の一割 は国際学会に納入されることになっています。


『 グ レ ゴ リ オ 聖歌 研 究 』
日本グレゴリオ聖歌学会の学術機関誌です。不定期刊行物で すが,隔年発行を目指しています。会員は、投稿規定に従って、

1. 研究論文 2. 研究ノート 3. 学術文献の翻訳 ・注解
4. 研究報告又は紹介・学会での研究発表報告
5. 書評・新刊紹介 6. 会員の活動報告

の各形式で投稿することができます。応募原稿は編集委員会
の査読を経て掲載されます。