国際グレゴリオ聖歌学会の新設サイトにおいて,詳しい大会プログラム,宿泊・大会参加費,交通アクセスなどが紹介されています(英語,ドイツ語,イタリア語)。
また,同サイトには,参加申し込みと大会費用のクレジットカード払いができる専用ページも設けられています。会場となるベンノハウスの宿泊収容人数には限りがございます。参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。
第11回国際グレゴリオ聖歌学会概要
■期間
2019年6月10日(月)19:00 から 15日(土)12:30 まで
■場所
カトリック・ドレスデン・マイセン教区研修所ベンノハウス(ドイツ・ザクセン州バウツェン市シュモホティッツ)
■テーマ
グレゴリオ聖歌:セミオロジーと解釈.リズム・アーティキュレーションの意義
■講演・発題
・ヨハネス・ゲシュル「グレゴリオ聖歌にみるリズム・アーティキュレーション —概念,機能,意義—」
・ハインリヒ・ルンプホルスト「ルイジ・アグストーニとリズム・アーティキュレーション」
・シュテファン・ツィッペ「リズムの中心とリズム区分」
・ジョヴァンニ・コンティ「ネウマ群について」
・インガ・ベーレント「シラブル的,オリゴトノス的,およびメリスマ的なコンテキストにおけるリズム・アーティキュレーション」*
・フランツ・カール・プラスル「ハルトカーにみる典礼神学表現としてのリズム・アーティキュレーション」
・クリストフ・ヒュナラーゲ「音楽・芸術的側面からみるリズムの拡大と拡張されたアーティキュレーションの意義」
・マリウシュ・ビャウコフスキ「リズム・アーティキュレーションにおける指示文字の意義」
・ホアン・カルロス・アセンジオ「同度ネウマ群におけるリズム・アーティキュレーション」
ほか
■グレゴリオ聖歌演奏会
6月11日(火)18:00
スコラ・マーストリヒト(指揮:ハンス・ハイカース)
スコラ・レスピーナ(ウィーン,指揮:イザベル・コストラー)
6月13日(水)18:00
モレ・アンティクオ(ルガーノ,指揮:ジョヴァンニ・コンティ)
スコラ・グレゴリアンスカ「カンティクム・コルディウム」(ポズナン,指揮:マリウシュ・ビャウコフスキ)
*ここに便宜的に訳した「シラブル的,オリゴトノス的,およびメリスマ的」の英語表記は「syllabic, oligotonic and melismatic」。これらグレゴリオ聖歌の三様式は「音節的様式 Style syllabique」「半装飾様式(ネウマ様式)Style mi-orné」「メリスマ様式 Style mélismatique」と呼ばれることもある(E.カルディーヌ著,水嶋良雄・高橋正道訳『現代聖歌学に基づくグレゴリオ聖歌の歌唱法』音楽の友社,2002年,46-48頁参照)。